Hey, what’s up?
Dsk.(でーさく)です。
アメカジと言えばブーツ!
中でも主流はやっぱワークブーツ。
レッドウイングとかカッコいいもんね~。
でもたまにはちょっと角度を変えて違うブーツを履きたい!って思ってたわけ。
そこで見つけたのがコレ
【THE REAL McCOY’S FIELD SHOES N-1】

もうねぇ、一目ぼれ。
これマジでよかった。アメカジ感満載だし。
僕のお気に入りポイント
●柔らかい
●足が通しやすい
●人とカブらない
ただ、ひとつ引っかかったのは
“お値段が高い!!”
ホントめちゃくちゃ節約して頑張って買いましたよ。
でもそれだけの価値はあった!(^^)v
※今回は僕のお気に入りポイントとなぜこんなに高いのかを画像多めでお話していきます。
本記事を書いてる人

●アメカジ歴30年(@Dsk69you)
●リアルマッコイズ大好き
●ルイスレザー大好き
この記事を書いてる僕は小学生の頃からアメカジ好き。
Tシャツのロゴデザインなどもしています。
FIELD SHOES N-1

ここはちょ~サクッと
アメリカ海軍で採用されたブーツ。
アメリカ海軍の兵士達が甲板作業の時に履いてたスエードのブーツ。
FIELD SHOESって聞くと一見陸軍のブーツのように聞こえるがこれは海軍のもの。
なんで、わかるの?
それはあるポイントがあるから。
※これは次でお話します。

ちなみに当時のディテールを忠実に再現したブーツの中の刻印にもちゃんと「USN」の文字が入ってます。
ソール

これが海軍のブーツだと言うのはソールを見ればわかる。
このブーツの見た目最大の特徴!
それが「ロウ・コード」。
これこそ海軍ブーツの証。
今のブーツではあまり見かけないデザインで面白い。
ロウ・コード

滑り止めとして粉砕された”麻ひも”が練り込まれたソールのこと。
船の上の甲板作業は濡れていてとても滑りやすいのでこういったソールが使われてる。
マッコイズの人に聞いたらこの麻ひもの配合のバランスがどうやら絶妙らしい。
麻ひもが
●多すぎると →ソールが弱くなる
●少なすぎると→真っ黒になる
この配合を決めるだけに数カ月かかったそうな💧すごっ。
底の部分はあまりわからないけど、綺麗に整えられた側面はこの麻ひもが確認できる。
なんならソールが減ってくるとこの麻ひもも出てくる。
こういうちょっと粗く無骨な感じがアメカジ好きとしてたまらない。
伝わるかなぁ?😆
手描き

ソールの金型のデザインはすべて手描きで起こされたもの。
大戦中のデザインはすべて手描き。それをすべて再現している。
どこまで気合入ってんだよ!って感じですが。
ソールの底にまで手描きのデザインを入れるあたりが当時の“遊び心”が感じられて好きです。
グッドイヤーウェルト製法

これは今もよく使われている製法。
代表的なのがレッドウイング。
この製法で作られた靴は
〇丈夫
〇フィット感
〇疲れにくい
っていうのが特徴。
このFIELD SHOES N-1も全然疲れない。マジで。
しかもソール交換も可能。
これもマッコイズの人に聞いたけど直営店なら交換も受け付けてくれる。
部分交換もできるというね。
ピットヌメ

このFIELD SHOES N-1はピットヌメで出来ている。
コイツができるのに時間と手間がかかってる!
その前によく耳にする「鞣し(なめし)」をザックリと。
鞣し(なめし)とは
動物の皮は丈夫だけどそのまま使うと腐ってきたり、乾燥するとカチカチになったりする。
これを薬品などを使って無くしていく作業が「鞣し(なめし)」。
「鞣し」→「皮」から「革」へ
って感じかな。
これが最も重要な作業。
鞣しの違い
ここはややこしいので僕の言葉で簡単に表現します。
(ヌメ革はタンニン鞣しで出来ています)
例えば洗濯と置き換えて…
●普通は皮を洗濯機に入れて回す。効率もいいし早い。
→ただ洗濯機に中で叩きつけられるため繊維がほぐれてしまう。
●ピットヌメは植物タンニン洗剤の入ったピット槽という水槽に漬け込む。
→時間をかけてゆっくり鞣すので自然な風合いで曲げにも強い。
→欠点はかなり時間がかかる。
→エイジングは抜群!!
※あくまで”洗濯”に置き換えて表現してます。
このFIELD SHOES N-1も当時と同じように9カ月間もタンニンに鞣されたピットヌメを使用してる。
きゅ、9カ月!!
そら高いわけだ!(*_*)
今の時代にあってない作り方。
ただ手間暇を十分にかけた分、履きこんだ時の風合いは抜群になるっていうこと。
こういう職人のこだわりがいいモノをつくるんですよね~。
実際に履いたリアルな感想

とにかく履き心地がいい。
冒頭でもお話したとおり
●柔らかい
●足が通しやすい
●人とカブらない
っていうのが僕のお気に入りポイント。
これは他のブーツと比較して実感したこと。
柔らかくて足が通しやすい
ワークブーツはすごく丈夫。その分慣れるまで革がちょー堅い。
足を通す時もなかなかブーツの中に足が入って行かない。
でも長い時間をかけてしっかりと鞣さたピットヌメのFIELD SHOESは柔らかく足が通しやすい。
ブーツ内側の革もツルツルと上質。おかげで靴下とケンカすることなくスムーズに脱着できる。

ブーツをよく履く人間としてはこれはかなりありがたい。
少なからずブーツを履くには手間がかかりますからね。
人とカブらない
やっぱこれでしょ。
一般的なワークブーツは人とカブりがち。アメカジと言えばワークブーツが定番ですから。
でもこのFIELD SHOES N-1は人とカブることがない。
なんせ海軍の人が甲板作業の時に履くブーツですから(^-^)
デニムと合わせるとカジュアルに

チノパンと合わせると当時の雰囲気がかもしだせる。

個人的にはチノパンと合わせるのが最近のお気に入り。この上にA-2なんか羽織った時にゃ、もうね。
映画の中の人ですよ(´▽`)
若い頃はこんな合わせ方しなかったが、大人になるとこういう渋い感じもかっこいいなと思う。
大人だから出せる”味”ってやつ。
なかなかいろんな表情があってかっけえブーツです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ワークブーツもいいけど海軍ブーツもいいでしょ?
“なぜこんなに高いのか”と”履いた感想”をまとめます。
❶鞣しに時間をかけている
❷デザイン細部へのこだわり
❸値段は高いが履き心地は別格
職人がこだわり抜いて作ったブーツは履けばすぐにわかる。
それは“履き心地”や”アタリ”にしっかり現れてくるから。
僕はこのブーツにそれを感じたんですよねぇ。
もしよかったら一回試してみて下さ~い。
今回はここまで。
good-bye.